2024年度アディクション心理臨床研修会 ネット依存とゲーム障害〜支援者としてどう向き合うか〜

研修内容詳細

主催
一般社団法人北海道臨床心理士会 医療保健領域委員会
開催日
2025年2月1日土曜日開始:13:30〜 終了: 16:00   計2
場所
ハイブリット:現地+オンライン

現地:医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院  渓仁会ビル2F 201・202 
(札幌市手稲区前田1条12丁目2)
内容
アディクションの問題は、医療保健、教育、福祉、産業労働、司法犯罪など、公認心理師・臨床心理士が携わる多岐にわたる領域において、様々な形であらわれてきます。個々の問題に丁寧に向き合い、問題の背景にあるアディクションの問題に早め気づきアセスメントをできること、適切に対処できることが、我々公認心理師・臨床心理士に求められます。 
前半は、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科公衆衛生学分野教授の神田秀幸先生より、依存症とはなにか、なぜ人は依存症になるのか等、依存症についての基本的な知識を学び、またその中でも近年、不登校やひきこもりなどで問題となっている、ネット依存やゲーム障害について、最
近の現状や治療について解説いただきます。さらに、神田先生は岡山共生高校でeスポーツ部のチームドクターも務められているため、実際のeスポーツ部での取り組みや生徒たちの様子なども含めてご紹介いただきます。何時間もゲームに取り組んでいる部員たちはなぜゲーム障害にな
らずにeスポーツ部で活躍できているのか、その秘訣について学ぶことは依存症について理解を深め、公認心理師・臨床心理士としてどのように関わるかの指針になります。
後半は手稲渓仁会病院精神保健科部長の白坂知彦先生より、「ネット・ゲーム障害外来」での実際の取り組みからお話いただきます。ネットやゲーム障害で来院する患者をどのようにアセスメントしているのかを学び、顕在化しているネットやゲーム問題のみならず、潜在化している家
族全体の関係性をも俯瞰した関わり方のコツを、ケースを通した演習の中で参加者とともに検討し、公認心理師・臨床心理士として身につけておくべき関わり方の基本について学ぶことを目的とします。
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