薬物療法を意識したうつの「見立て」と心理支援の実際@オンラインセミナー
- 主催
- 心理職支援団体MOSS(モス)
- 開催日
- ・セミナー1:2024年7月6日(土)20:00~22:00 ・セミナー2:2024年7月20日(土)20:00~22:00
- 場所
- オンライン(Zoom)
- 内容
- " うつは、あらゆる精神疾患において一つの症状として現れうるものであり、心理職がお会いするクライエントがうつの症状を抱えていることも多いと思います。しかし、うつの背景にある脳機能的な要因やクライエントが抱えている心理・社会的課題は様々であり、見立て(全体像の理解)と支援方針の立て方は一概には言えないものです。また、うつに対しては薬物療法が有効な場合もあることから、心理職は、医師との連携の仕方や、うつに対する薬物療法の基礎知識を身につけておくことも必要です。
このようなことを踏まえながら、本研修では薬物療法を意識したうつの見立ての基本と心理支援の実際について学んでいきたいと思います。まず、うつを主訴に来談したクライエントをどのように見立てるのかについて、薬物療法の必要性を判断するポイントなどを押さえつつ、学びます。その上で、うつ状態を呈するさまざまな疾患・障害の診断について、総論的に学ぶことにより、うつを訴えるクライエントを総合的に見立てる基礎を身につけます。
さらに、架空事例を通して、心理職としてうつを訴えるクライエントとお会いしたときに、薬物療法の必要性を十分に検討した上で心理療法に導入するプロセスを学んでいきます。
<本研修で得られること>
・うつと薬物療法についての基本的知識を身につけられる
・うつを見立てる観点について学ぶことができる
・架空事例を通じて、うつにおける見立てと心理支援を検討する練習ができる"
- プログラム
- "・うつと薬物療法についての基本的知識
・見立てるうえで外せないポイント
-双極性の観点、自殺リスクの検討、発達障害など
・見立てに基づいた心理面接の導入方法
・他職種連携"
- 講師
- "山科 満 氏
中央大学文学部教授
日本精神神経学会専門医・指導医、日本児童青年精神医学会認定医、日本精神分析学会認定精神療法医スーパーバイザー、臨床心理士・公認心理師
精神科医として30年以上の臨床経験があり、うつ病・うつ状態に関する臨床論文もいくつか執筆。
近年は都内の精神科クリニックや大学の診療所で臨床を行い、特に発達障害のある大学生への支援に力を入れている。
<講師からのメッセージ>
うつを抱える人の中には、薬物療法が必要不可欠な人もいれば、薬物療法があまり有効ではない人もいます。いずれにせよ、その人にトータルとしてどのような支援が必要かを多面的に見立てるのが心理職の役割であろうと思います。薬物療法を医師に任せきりにするだけではけっしてよい支援はできません。薬物療法に過剰な期待を抱くことも、頭から否定することもなく、見立てる力と連携の力を養いつつ、心理療法の技術を磨いていきましょう。"
- 参加対象者
- "・公認心理師や臨床心理士等、守秘義務のある対人援助職(受験資格保有者を含む)
・大学院生(心理・医学・教育・福祉系)"
- 定員
- 95名
- 参加費
- "参加チケット(アーカイブ視聴付き)…6,500円(MOSSアカデミー会員:無料、学生:3,000円)
※MOSSアカデミー会員の方は、専用の参加無料コードをご入力ください
※心理系大学院受験対策塾プロロゴスさんのコミュニティにご参加の方、また、MOSSのPeatixフォロワーの方はチケット購入の際に「割引コード」をご入力ください。
※ 学生の方は、チケット購入の際に割引コード「student」を入力し、事前アンケートにて所属大学等をご回答ください。"
- 申し込み方法
- "下記のお申込みページ(Peatix)をご参照ください。
https://moss-seminar-240706.peatix.com"
- 申込期限
- 2024年7月3日 (水) 23:55まで
- 問い合わせ先
- "ご不明点などございましたら下記までお問い合わせくださいませ。
https://forms.gle/6o2TByMLLLwrBkiY6"