はじめて学ぶ 周産期における心理的支援

研修内容詳細

主催
心理職支援団体MOSS(モス)
開催日
セミナー1:24年9月14日(土)20:00~22:00 、セミナー2:24年9月28日(土)20:00~22:00
場所
オンライン(Zoom)
内容
 周産期は、新しいいのちの誕生という喜びの時期である一方で、女性にとっては大きな変化の時期です。身体的、心理的変化を経験しながら、「母親」という新たな社会的役割に適応していくことが求められます。このような多様な変化の時期である周産期では、産後うつなど心理的な課題も多く存在します。心理職がケースや周産期に関連する機関において心理的支援を行うには、アセスメントする力や、他職種との協働の仕方、活用できる社会資源などについても知識を身につけておくことが重要です。
 本研修では、産前・産後になぜメンタルヘルスケアが必要なのかというところからご説明し、支援を必要とされる方のアセスメント方法、介入方法、利用できる社会的リソースなどをお伝えします。また、特に医療領域で周産期にある方への心理的支援を行うにあたって、心理職として抑えておくポイントなども取り上げます。
 周産期領域以外でも、日々の臨床で周産期において困難を体験したクライエントさんと出会うことがあると思います。この時期における心理的課題や支援の在り方を考えておくことは分野を共通して大切です。ぜひ様々な領域の方にご参加いただければと思います。
プログラム
(主なトピック)
・産前産後におけるメンタルヘルスケアの基本的知識と関連機関
・アセスメント方法
・具体的な介入方法
・周産期領域におけるキャリア形成や特に医療領域で求められるコンピテンシー
講師
相川 祐里 氏
所属:済生会横浜市東部病院 心理室 課長
専門:周産期メンタルヘルス
資格:公認心理師、臨床心理士、助産師、看護師、保健師、生殖心理カウンセラー

【学歴および職歴】
聖路加看護大学卒業後、聖路加国際病院 看護師・助産師として6年間勤務
立教大学大学院文学部心理学専攻卒業
九州大学大学院医学研究院精神病態医学児童精神医学研究室研究生として3年間在籍
済生会横浜市東部病院に心理職として就職し、現職

<講師からのメッセージ>
妊娠や出産は病気ではないため、病気を治療して治すという医療モデルには当てはまらない、医療の中では特異な特徴があります。その医療モデルによらない領域での心理職の活動は、臨床心理活動と相性の良さがあると感じています。私は元々助産師でしたので、今の病院でも周産期を専門領域として活動しています。実際の臨床場面での心理師の働き方をお伝えすることで、他の医療領域での活動を検討する場面でも有効に活用できると考えています。またこの領域は制度や法律の変化も多いため、最新の情報を更新しておくことは利用者の方への正確な情報提供の意味でも大切です。
皆様の知識とスキルアップが利用者の方の利益となって還元されることを目指し、簡単なワークも準備したいと思っています。
参加対象者
・公認心理師や臨床心理士等、守秘義務のある対人援助職(受験資格保有者を含む)
・大学院生(心理・医学・教育・福祉系)
定員
95名(先着順)
参加費
・参加チケット(アーカイブ視聴付き)…6,500円(MOSSアカデミー会員:無料、学生:3,000円)
※本研修は、会員サービス「MOSSアカデミー」の参加無料の対象研修です。会員の方は、「専用の参加無料コード」をご入力ください。
※心理系大学院受験対策塾プロロゴスさんのコミュニティにご参加の方、また、MOSSのPeatixフォロワーの方はチケット購入の際に「割引コード」をご入力ください。
※ 学生の方は、チケット購入の際に割引コード「student」を入力し、事前アンケートにて所属大学等をご回答ください。
申し込み方法
▼下記のお申込みページ(Peatix)をご参照ください。
申込期限
2024年9月11日 (水) 23:55まで
問い合わせ先
ご不明点などございましたら下記よりお問い合わせくださいませ。
?https://forms.gle/6o2TByMLLLwrBkiY6
URL
https://moss-seminar-240914.peatix.com/
〒732-0052
広島市東区光町1丁目11-5  チサンマンション広島1111号
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